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親のスマホ料金を見直す方法|高い原因を確認して無理なく安くする7ステップ

母親のスマホ料金を一緒に確認する家族

「親のスマホ代、毎月こんなに高かったの?」

請求を見て、びっくりした経験はありませんか?

あまりスマホを使っていないように見えるのに、毎月7,000円、8,000円、それ以上払っている。そんな場合でも、すぐに他社へ乗り換える必要はありません。

まず確認したいのは、「毎月いくら払っているか」ではなく、「何にいくら払っているか」です。

スマホ料金には、通信料金、通話料金、オプション、端末代、補償、キャリア決済などが一緒に入っていることがあります。

まずは次の7ステップで確認してみましょう。

順番 確認すること 見直せる可能性
1 請求総額と内訳 何が高いか分かる
2 データ使用量 大容量プランが必要か分かる
3 通話料金 通話定額が必要か分かる
4 オプション 使っていないサービスを整理できる
5 端末代 通信料金と分けて考えられる
6 割引 変更で他の家族に影響しないか確認できる
7 今の会社で下げるか乗り換えるか 一番負担の少ない方法を選べる

いきなり「格安SIMに変えよう」と考えなくても大丈夫です。順番に確認していきます。

1.まず「毎月いくら」ではなく請求の内訳を見ます

最初に親のスマホ料金の請求を開いてみましょう。紙の請求書がなくても、現在は各携帯会社の公式アプリや会員ページから確認できます。

代表的な確認先は、ドコモのMy docomo、auのMy au、ソフトバンクのMy SoftBank、楽天モバイルのmy 楽天モバイルです。画面名称や手順は変更されることがあるため、ログイン後の公式案内も確認してください。

見るのは合計金額だけではありません。次の項目がないか確認します。

  • 基本の料金プラン
  • 通話料金
  • 通話定額
  • 端末代
  • 端末補償
  • セキュリティサービス
  • 留守番電話などのオプション
  • 動画や音楽などのサービス
  • キャリア決済
  • その他コンテンツ利用料

例えば毎月8,000円払っていても、通信プラン4,000円、端末代2,500円、補償700円、その他800円なら、「通信会社が高い」というより、端末代やオプションが含まれていることが分かります。

まず内訳を分けることから始めましょう。

スマホ料金の請求内訳を確認するイメージ
スマホ料金は通信・通話・端末・補償などに分けて確認します。

2.次に、実際のデータ使用量を確認します

料金プランを見直すとき、一番見ておきたいのがデータ使用量です。

親が「スマホは結構使ってるよ」と言っていても、自宅ではほとんどWi-Fiにつながっていることがあります。反対に、「そんなに使ってない」と思っていても、外出先で動画を見ていてデータ通信量が多い場合もあります。感覚ではなく実際の数字を見てください。

1か月だけではなく、できれば2~3か月見る

今月だけ少ない、今月だけ多い、ということもあります。できれば過去2~3か月くらい確認します。

毎月1GB前後しか使っていないのに大容量プランを契約しているなら、プランを小さくできる可能性があります。反対に毎月20GB以上使っているなら、単純に小容量プランへ変えると使いにくくなるかもしれません。

各社の公式アプリではデータ利用量を確認できます。My docomoは当月・前月などの通信量、My auは月間利用量、My SoftBankはデータ量の詳細、my 楽天モバイルは過去60日間のデータ・通話・SMSなどを確認できます。ただし表示期間や反映時刻は各社で異なります。

親のスマホのデータ使用量を確認する家族
感覚ではなく、数か月分の実際のデータ利用量を見て判断します。

3.電話をどれくらい使っているか確認します

親世代では、LINE通話より普通の電話をよく使う方もいます。ここを見ずに料金プランだけ安くすると、通話料金が増えて、結局高くなったということがあります。

請求明細で、通話料金が毎月いくらか、通話定額オプションが付いているかを確認してください。

通話がほとんどないのに定額を付けていない?

「電話するから」という理由だけで通話定額を付けていても、実際の通話量が少ない場合があります。毎月の通話料金と、通話定額の料金を比べてみましょう。

反対に長電話が多いなら、通話定額を外さない方がいい場合もあります。通話オプションの名称や料金は変更されるため、見直し時点の各社公式情報を確認してください。

4.使っていないオプションが付いていないか確認します

ここは料金が下がりやすいところです。親の契約内容を見ると、「これ何?」というサービスが付いていることがあります。

端末補償、セキュリティ、留守番電話、迷惑電話対策、クラウド保存、動画、音楽、雑誌、サポートサービスなど、一つずつ確認します。

ただし、分からないから全部解約はやめてください。

まず「何のサービスか」を確認

端末補償なら、スマホを落としたとき、画面を割ったとき、故障したときに使うものかもしれません。迷惑電話対策なら、親にとって役立っている可能性もあります。

一つずつ、「これは何?」「実際に使ってる?」と確認し、使っていないものだけ整理してください。迷惑電話対策の設定と家族ルールは、親のスマホの迷惑電話・詐欺対策でも確認できます。

「無料だったから付けた」サービスも確認

契約時に「最初は無料です」と言われて付けたサービスが、そのまま有料になっていることもあります。毎月数百円程度のサービスが何個も付いていないか確認してみましょう。

5.端末代と通信料金は分けて考えましょう

スマホ料金が高く見える原因として多いのが端末代です。

例えば、通信料金4,000円、スマホ本体3,000円なら、毎月7,000円払っています。でもプランだけを他社と比べて、「今は7,000円だから、3,000円の会社に変えれば4,000円安くなる」とは限りません。

端末の分割払いが残っている場合、乗り換えたあとも端末代の支払いが続く契約があります。そのため、通信料金と端末代を別々に見るようにしてください。

端末代があと何回残っているか確認

請求明細や契約情報から、端末代の月額、残りの支払い回数、残額を確認しておきます。あと2回で終わるのか、あと20回残っているのかで判断は変わります。

端末返却を条件とした購入プログラムなどを利用している場合は、残額だけでなく返却時期、端末の状態、故障時の負担などの条件も公式情報で確認してください。勝手に解約・返却せず、現在の契約を確認してから進めます。

6.家族割や自宅のネット割引も確認します

親の回線だけを見ると、「他社へ変えた方が安い」と思うことがあります。でも家族全体で見ると、そうとは限りません。

家族割、自宅の光回線とのセット割、電気などとのセット、家族内の回線数による割引が付いている場合があります。親の回線を1本抜くことで、ほかの家族の割引条件まで変わる可能性があります。

乗り換え前に、「この回線を抜いたら、ほかの家族の料金は変わる?」まで確認してください。

親の1回線だけ安くなっても家族全体が高くなることがあります。スマホ料金は、必要なら家族全体で見るのがポイントです。

7.ここまで確認してから「今の会社で下げるか」を考えます

ここまで確認できたら、いきなり他社へ乗り換える前に、今の携帯会社の中でもっと合うプランがないか確認します。

これなら、電話番号、利用する会社、店舗、支払い先などを大きく変えずに料金だけ下げられる場合があります。

特に親が「何かあったらショップへ行きたい」というタイプなら、料金だけでオンライン専用サービスへ変更すると困る場合があります。料金変更の手続きや画面確認が難しいときは、離れて暮らす親のスマホを遠隔でサポートする方法も参考にできます。

安さだけではなく「困ったときどうするか」も確認

月500円安くなっても、今まで店舗で聞けていたことを家族がオンラインで対応する必要があるなら、それが本当に家庭に合っているか考えます。

親はほとんどショップを利用しない、家族がサポートできる、データ使用量も少ないという場合は、より安いプランや別ブランドが合う可能性があります。

料金確認と一緒に親の端末を使いやすく整える場合は、親のiPhoneで最初に設定しておきたい7項目や、親のAndroidスマホで最初に設定しておきたい7項目も確認してください。

親に合ったスマホ料金プランを家族で相談するイメージ
一番安いものを押し付けるのではなく、親の使い方とサポート方法を一緒に考えます。

料金を見直すときの簡単チェックシート

親のスマホを見ながら、次を確認してみてください。

  • 毎月の請求総額
  • 通信プランだけの料金
  • 端末代
  • データ使用量
  • 通話料金
  • 通話定額の有無
  • 有料オプション
  • 端末補償
  • キャリア決済
  • 家族割
  • 光回線などのセット割
  • 端末代の残り回数
  • ショップサポートが必要か

ここまで分かれば、「高い気がする」から、「ここを変えれば下げられそう」に変わります。

こんな場合は、今の会社のままプラン変更から考えます

ショップをよく利用する、現在の通信品質に不満がない、家族割が大きい、自宅ネットとのセット割がある、親が契約変更を不安に感じるという場合です。

プランだけ変えて月額が下がるなら、一番負担の少ない方法です。

こんな場合は、別ブランドや他社も比較してみます

毎月ほとんどデータを使わない、ショップを利用していない、通話も少ない、セット割がほとんどない、現在のプランに合う小容量プランがない、家族が契約変更を手伝えるという場合は、他の選択肢も比較する価値があります。

ただし、一番安い会社を探すことが目的ではありません。親が実際に使う場所でつながるか、サポート方法はどうなるか、通話方法は変わらないかも確認してください。

「格安SIMにすれば絶対安い」とは限りません

確かに安くなる場合はあります。でも親のスマホでは、店舗サポート、電話の使い方、データ量、通信エリア、端末設定、家族割なども関係します。

そのため、月額料金だけで選ばない方が失敗しにくいです。500円安くするために、毎回家族が設定や問い合わせをしないといけなくなるなら、それが本当に得かは家庭によって違います。

家族が勝手に料金プランを変えない

親の契約を見て、「こんなの高すぎるから変えよう」と思うこともあります。でも実際に使うのは親本人です。

通話、ショップ利用、キャリアメール、留守番電話、各種サービスなどは、本人が使っている場合があります。「これを変えると毎月○円くらい下がりそうだけど、どうする?」と一緒に確認してください。

安くすることより、親本人が今まで通り困らず使えることを優先します。

キャリアメールを使っている場合は先に確認

親が、@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@au.com、@softbank.ne.jpなどのキャリアメールを長年使っている場合があります。銀行、通販、知人、各種サービスの登録先にしていることもあります。

会社を変える場合は、現在のメールを今後どうするか、メール持ち運び等の対象か、各サービスの登録メール変更が必要かを確認してください。メール関連サービスの申込期限・料金・対象条件は会社ごとに異なります。

「乗り換えたらメールが全部消える」などと一律に断定せず、現在の会社の公式情報を確認してから手続きします。

電話番号を変えずに会社を変えることもできます

現在使っている電話番号をそのまま別の携帯会社へ移す仕組みを、一般にMNPと呼びます。Web手続きでは、対応事業者間ならMNP予約番号が不要なワンストップ方式を利用できる場合があります。

ただし、対応状況や手続き方法は携帯会社によって異なります。乗り換える場合は、公開時点の各社公式情報で最新の方法を確認してください。

この記事の目的は、まず料金が高い原因を見つけることです。乗り換えが必要だと分かった場合に、別記事で詳しく確認します。

親のスマホ料金、いくらなら適正?

これは一律に決められません。データをほとんど使わない人と、毎日動画を見る人では必要なプランが違います。

さらに、通話、端末代、補償、ショップサポート、家族割によっても違います。そのため、「月○円以上なら高い」ではなく、使っていないものへ払っていないかを見る方が分かりやすいでしょう。

よくある疑問

親が毎月1GBくらいしか使っていないなら、プランを変えた方がいいですか?

見直す価値はあります。ただし、現在のプランに含まれる割引や通話サービスも確認してください。データ量だけで決めず、現在の請求内訳を全部見てから判断しましょう。

スマホの料金を確認するパスワードが分かりません

まず契約している携帯会社を確認してください。各社の公式アプリや会員ページには、ログイン情報を忘れた場合の再設定方法があります。家族が新しいアカウントを勝手に作るのではなく、親本人の契約情報を使って確認します。

端末代が残っていても乗り換えできますか?

端末代が残っている状態でも回線変更できるケースはありますが、端末代の支払いがそのまま続く場合があります。端末購入プログラムを利用している場合も条件が異なります。乗り換え前に、端末代残額、残り回数、返却条件を現在の携帯会社の公式情報で確認してください。

親がショップへよく行くなら、安いオンラインプランはやめた方がいいですか?

必ずしもそうではありませんが、サポート方法を先に確認した方がいいです。月額が安くなっても、「何かあるたびに家族が対応する」ことになる可能性があります。親本人と家族の両方が困らない方法を選びましょう。

有料オプションは全部外していいですか?

全部外す必要はありません。補償、迷惑電話対策、留守番電話など、実際に使っているサービスもあります。「名前が分からないから解約」ではなく、一つずつ内容を確認してください。

まとめ|まず乗り換えるのではなく「何に払っているか」を確認しましょう

親のスマホ料金が高いと思ったら、まず確認するのは、請求内訳、データ使用量、通話料金、有料オプション、端末代、家族割・セット割、今の会社で下げられないかの7つです。

ここまで確認してから、「今の会社でプラン変更する」のか、「別の会社も比較する」のかを決めます。

スマホ料金は安いほどいいわけではありません。親本人が困らず使えて、家族の負担も増えず、そのうえで不要な料金を減らす。そのくらいの見直しがちょうどいいです。

参考にした公式情報

親のスマホについて全体を整理したいときは、親のスマホを家族で見直すときの準備も参考にしてください。

実家にWi-Fiが必要か迷っている場合は、実家のWi-Fiの選び方も確認してください。