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実家のWi-Fiが遅い・つながらないときの確認順|家族が電話でも案内できる7ステップ

実家のWi-Fiトラブルを一緒に確認する親子

親から突然、「Wi-Fiがつながらなくなった」「ネットが遅くて何も見られない」と電話がかかってきて、困った経験はありませんか?

離れて暮らしていると、こちらから画面もルーターも見えないので、説明するのが難しいですよね。

そんなときは、いきなり難しい設定を触らなくても大丈夫です。まずは次の順番で確認してください。

順番 確認すること 分かること
1 1台だけか全部か スマホ側か家全体か
2 Wi-Fi表示 Wi-Fiにつながっているか
3 機内モード・Wi-Fi 単純な設定ミスか
4 ルーターの電源 機器が止まっていないか
5 再起動 一時的な不具合か
6 ルーターとの距離 家の中の電波問題か
7 回線障害 家では直せない問題か

大事なのは、「何が悪いか分からないまま全部触らないこと」です。一つずつ確認していきましょう。

Wi-Fiトラブルの原因を順番に確認するイメージ

これから実家のネット環境そのものを選ぶ段階なら、実家のWi-Fiを光回線・ホームルーター・スマホだけから選ぶ確認ポイントも参考にしてください。すでにWi-Fiがある場合は、この記事の順番で原因を切り分けます。

1.まず「そのスマホだけ」なのか確認します

最初に親へ、「他のスマホやテレビもネットにつながらない?」と聞いてみてください。ここでかなり原因を絞れます。

1台だけつながらない場合

親のスマホだけつながらず、テレビや家族のスマホは普通に使えるなら、家のインターネット回線よりも、そのスマホ側の問題である可能性が高くなります。

反対に、スマホ、テレビ、タブレットが全部つながらないなら、Wi-Fiルーターや回線側を確認します。最初からルーターを抜かず、「1台だけ?全部?」を先に聞いてください。

2.スマホにWi-Fiのマークが出ているか確認します

親へ、「画面の上に扇みたいなマークある?」と聞いてみましょう。Wi-Fiのマークです。

Wi-Fiマークがない場合

スマホ自体がWi-Fiへ接続できていない可能性があります。iPhoneは「設定」→「Wi-Fi」を確認します。Androidは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「インターネット」などから確認できます。メーカーによって名称が違うため、設定アプリで「Wi-Fi」と検索しても大丈夫です。

iPhoneの接続手順はApple公式のWi-Fi接続案内、AndroidはGoogle公式のWi-Fi接続案内も確認できます。

Wi-Fiマークはあるのにネットが使えない場合

スマホとルーターはつながっているけれど、その先のインターネットへ出られない状態の可能性があります。この場合は、ルーターや回線側も確認します。

3.機内モードとWi-Fiのオン・オフを確認します

意外と多いのが、何かを触った拍子に設定が変わっているケースです。親へ、「飛行機のマーク出てない?」と聞いてみてください。

機内モードがオンならオフにし、Wi-Fiがオンになっていることを確認します。Wi-Fiを一度オフにして数秒待ち、もう一度オンにするだけで戻ることもあります。ここで直れば、ルーターを触る必要はありません。

4.ルーターの電源が入っているか確認します

スマホ以外の機器も全部つながらないなら、ルーターを確認します。親へ、「いつも置いてあるWi-Fiの箱、ランプついてる?」と聞いてみましょう。

電源ランプやランプがすべて消えているなら、コンセントが抜けている可能性があります。掃除のときに抜いた、延長コードのスイッチを切った、別の家電を使うために抜いたということもあります。まず電源ケーブルがつながっているか確認してください。

ランプの色だけで断定しない

ルーターはメーカーによって、緑、青、オレンジ、赤などランプの意味が違います。「赤だから故障」などと一律に判断せず、機種名が分かる場合はメーカー公式マニュアルで確認します。

5.一度だけルーターを再起動します

電源は入っているのに全部の機器がつながらない場合は、ルーターの一時的な不具合かもしれません。その場合は一度だけ再起動を試します。

まず親へ確認してから電源を抜く

いきなり「全部のコード抜いて」とは言わないでください。光回線の家庭では、ONU、ホームゲートウェイ、Wi-Fiルーター、電話関連機器など、似た箱が複数置いてあることがあります。

「コンセントにつながっている電源の線だけ分かる?」と確認し、機器メーカーや通信会社の公式手順を優先します。上位機器がある場合は、事業者の案内に従って順番を確認してください。

家庭用Wi-Fiルーターを安全に再起動するイメージ

リセットボタンは押さない

ここは非常に大切です。ルーターの「RESET」「初期化」などの小さなボタンは、再起動とは違います。押すと設定が初期状態へ戻る機種があります。

親へ電話で案内するときは、「RESETや初期化と書いてあるボタンは押さないでね」と伝えてください。バッファロー公式も初期化後は再設定が必要になると案内しており、Aterm公式も初期化は設定を初期値に戻す操作と説明しています。再起動と初期化は分けて考えましょう。

6.ルーターの近くなら使えるか試します

ネットは使えるけれど、「寝室だけ遅い」「2階だとつながらない」「台所で切れる」という場合は、回線ではなくWi-Fiの届き方が原因かもしれません。

まずルーターの近くへスマホを持っていってもらいます。近くでは普通に使えるのに、離れた部屋だけ遅い・切れるなら、インターネット回線そのものではなく、家の中でWi-Fiが届きにくくなっている可能性があります。

ルーターの置き場所、壁、階数、家具、電波干渉などを確認します。

Wi-Fiルーターを床や棚の奥に隠していませんか?

「見た目が気になるから」と、テレビ台の奥、床、収納ボックス、金属製ラック、家具の裏などへ置いていることがあります。これでWi-Fiが届きにくくなる場合があります。

Wi-Fiルーターを家の中で置く場所のイメージ

できれば、床より少し高い位置、家の中央寄り、周囲を囲いすぎない場所を試してください。電子レンジなどからも少し離します。エレコム公式も、背の高い家具や電子レンジなどの近くを避ける設置を案内しています。

ホームルーターは携帯回線の電波を受信するため、窓際などの方が安定する場合があります。サービスごとの公式設置案内を確認してください。例えばドコモ home 5Gは、見通しのよい窓の近くなど、電波を受信しやすい場所への設置を案内しています。

電子レンジを使うとWi-Fiが遅くなることもあります

Wi-Fiには2.4GHz帯などの電波が使われます。電子レンジなども近い周波数帯を利用するため、状況によって通信へ影響することがあります。

「台所で電子レンジを使うとネットが止まる」という場合は、ルーターとの位置関係も確認してみましょう。ただし、電子レンジがあるだけで必ずWi-Fiが遅くなるわけではありません。

2.4GHzと5GHz、親にはどちらを使えばいい?

ルーターによってはWi-Fi名が複数表示され、例えば「○○-2G」「○○-5G」のように見えることがあります。

2.4GHz

遠くまで届きやすく壁などの影響を受けにくい傾向がある一方、同じ周波数帯の機器が多く、電波干渉を受けやすい特徴があります。

5GHz

比較的高速で他の家電との干渉を受けにくい一方、壁や距離の影響を受けやすい特徴があります。

これは一般的な傾向で、家の間取りや機器によって変わります。自動で周波数帯を切り替える機能があるルーターもあるため、普段問題なく自動接続できているなら、親に毎回選ばせる必要はありません。詳しい特徴はバッファロー公式の周波数帯解説も確認できます。

7.家全体でダメなら回線障害も確認します

ルーターを再起動しても、スマホ、テレビ、タブレットなど全部でインターネットが使えない場合は、回線側の障害も考えます。

契約しているインターネット会社の公式サイトから、障害・メンテナンス情報を確認してください。「○○光 障害」と一般検索するより、契約会社の公式情報を優先します。SNSの投稿だけで障害だと判断しないようにしましょう。

光回線なら「箱が2つある」ことがあります

光回線では、ONU、ホームゲートウェイ、Wi-Fiルーターなど、複数の機器がある家庭があります。

親へ「白い箱のコードを全部抜いて」と案内するのは避けましょう。実家へ行ったときにルーター周辺の写真を1枚撮り、「この黒い箱がWi-Fi」「こっちは触らない」と家族側で把握しておくと、次の電話対応がラクになります。

ホームルーターの場合は電波を受信できているかも確認

ホームルーターは光回線とは違い、携帯電話に近いモバイル回線を利用しています。以前は窓際だったのに、掃除で部屋の奥へ移動して電波が弱くなったということもあります。

ホームルーター利用中なら、設置場所、サービスエリア、本体の電波表示を確認します。各サービスによって推奨設置場所やランプ表示が異なるため、公開時点の公式情報を確認してください。

「Wi-Fiにつながっているのに遅い」場合は速度測定をしてもいい?

速度測定はできます。ただし、最初から数字だけを見ないでください。親が動画やテレビ電話を普通に使えているなら、数字が多少低くても困っていない場合があります。

反対に、速度測定で高い数字が出ても、特定の部屋だけ切れるならWi-Fi環境に問題があるかもしれません。速度測定は原因を調べる補助として使います。

ルーターが古いと遅くなることはあります

長年同じルーターを使っている場合、古い通信規格、接続端末数、経年劣化、現在の回線性能との不釣り合いなどが原因になることもあります。

ただし「5年経ったら必ず交換」「古いから買い替え」と一律には言えません。まず、今の生活で実際に困っているかを確認してください。普通に使えているなら、年数だけで買い替える必要はありません。

中継機やメッシュWi-Fiを買うのは最後で大丈夫です

2階や離れた部屋で電波が弱いと、すぐ中継機を買いたくなるかもしれません。でもまず、ルーターの置き場所を変え、近くでは正常か、家のどこで弱いかを確認してください。

それでも届かなければ、中継機やメッシュWi-Fiを検討します。機器を増やすほど設定も複雑になることがあります。特に実家では、できるだけシンプルな構成を優先した方が後からサポートしやすくなります。

電話で親へ聞くなら、この5つだけで大丈夫です

  1. 他のスマホもダメ?:1台だけか家全体か確認します。
  2. Wi-Fiの扇マークは出てる?:スマホがWi-Fiにつながっているか確認します。
  3. Wi-Fiの箱のランプはついてる?:電源を確認します。
  4. 箱の近くならつながる?:家の中の電波問題か確認します。
  5. 全部ダメなら一度再起動:RESETボタンではなく、正しい電源操作をします。

離れて暮らす親をサポートする記事も用意しています。電話だけでは説明しにくい場合は、離れて暮らす親のスマホを遠隔でサポートする方法も参考にしてください。

それでも直らないときに用意するもの

ここまで試して直らない場合は、契約している回線会社、ルーターのメーカーと型番、ランプの状態、いつからつながらないか、全部の端末か1台だけかを確認します。

ここまで分かっていれば、通信会社やメーカーの公式サポートでも原因を確認しやすくなります。単に「Wi-Fiがダメです」と伝えるより、話が早くなります。

よくある疑問

Wi-Fiルーターは毎日再起動した方がいいですか?

通常、毎日再起動する必要はありません。問題なく使えているなら、そのままで大丈夫です。一時的につながらなくなった場合に再起動を試す程度で十分です。

ルーターのRESETボタンを押したら直りますか?

安易に押さないでください。RESETや初期化ボタンは、機種によって設定を工場出荷状態へ戻す機能です。Wi-Fi名やパスワードなどの設定が変わり、余計につながらなくなる場合があります。再起動と初期化は別です。

Wi-Fiマークが出ていればインターネットにつながっていますか?

必ずしもそうではありません。スマホとWi-Fiルーターが接続されていても、ルーターからインターネット側につながっていない場合があります。Wi-FiマークがあるのにWebページが開けない場合は、ルーターや回線も確認してください。

ルーターの近くでは使えるのに別の部屋では遅いのはなぜ?

家の中でWi-Fiの電波が弱くなっている可能性があります。まずルーターの置き場所を見直し、それでも届かない場合に中継機やメッシュWi-Fiを検討します。

夜だけWi-Fiが遅くなることはありますか?

あります。利用している回線やサービス、地域、混雑状況などによって通信速度が変化することがあります。ただし、夜だけ遅いからといって必ず回線会社が原因とは限りません。家の中のWi-Fi状態や、複数端末で同じ症状が出ているかも確認してください。

まとめ|「全部ダメなのか、1台だけなのか」から始めましょう

実家のWi-Fiがつながらないときは、①1台だけか全部か、②Wi-Fiマークがあるか、③機内モード・Wi-Fi設定、④ルーターの電源、⑤ルーター再起動、⑥ルーターとの距離、⑦回線障害の順に確認してください。

難しいネットワーク設定を最初から触る必要はありません。特に離れて暮らす親をサポートするなら、ルーター周辺の写真と型番を一度残しておくだけでも、次の電話対応がかなりラクになります。

そして、「RESETボタンは押さない」ことも一緒に伝えておきましょう。Wi-Fiトラブルは、原因を一つずつ切り分ければ、家庭で直せるものも少なくありません。

参考にした公式情報